循環器臨床作業療法研究会 


  201812月に「脳卒中・循環器病対策基本法」が成立しました.同法の基本理念は生活習慣の改善などにより循環器病の予防と循環器病患者に対して迅速な搬送と適切な治療を行える医療体制を,地域によらず整備することとされています.一方,心臓リハビリテーション(心リハ)も生活習慣の改善による心疾患の発症予防や再発予防を図り,ひいては患者のQOLや生命予後の改善を目的としており,同法と合致しています.この心リハにおいて作業療法士の参画は平成26年の診療報酬改定で作業療法士による心大血管疾患リハビリテーション料の保険請求が可能となって以降,年々増加傾向にあり今後も増え続けることが予想されます.心リハは多職種による多面的な介入を基本としており,作業療法士が当該分野で必要とされる存在であり続けるためには作業療法のエビデンスを集積し,公開してゆくことが肝要です.

 循環器臨床作業療法研究会では,心大血管疾患に携わる作業療法士に多くの情報を発信し,心リハ分野における作業療法士の活躍を手助けできることを目的としています. 


第17回 循環器臨床作業療法研究会

日時:2023年11月10日(金)17:00~18:00

場所:第57回日本作業療法学会

   沖縄コンベンションセンター 〒901-2224沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1

   第4会場(会議棟B5-7)

内容:企画セミナー4 内部障害(循環器)

   タイトル 「組織で行う心大血管疾患の作業療法」

   司会 笹井祥充(自治医科大学附属さいたま医療センター)

   演者 塚越大智(信州大学医学部附属病院)

      児島範明(関西電力病院)

      塩田繁人(広島大学病院)

      内藤喜隆(心臓病センター榊原病院)